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まだ千鳥が淵、ベジャール、バレエ、リュミエール [マイハーベスト]

朝、リビングのカーテンを上げると、夢のような花吹雪である。
ミナサン(3匹の総称)にご飯を上げるのも忘れ、しばし見入る。
昨夜で3回目の花の宴を終え、お花見プランも終了、ようやく自分だけの桜を愛でるときが来た。

朝食はねっとりとしたマンゴージュースをゴブレット1杯とジンジャーティのみ。
3日間飲み続け、食べ続けの後にはこれぐらいがちょうどよい。

少し残っていた昨夜の後片付けをし、シダーウッド(Ceder wood:Cedrus atlantica)とレモンのブレンドをスピリタスに溶かし、スプレー容器に入れて部屋中にスプレーする。
ミナサンも嫌がらないすっきりした香り、たちまち頭がしゃっきりする。消臭、消毒効果も抜群。
宴会、パーティ後の人いきれを消すのに重宝しているブレンドだ。

接待疲れを癒すため、今日は休みを決め込む。
半年前にAMAZONで買ったまま未開封の「ベジャール、バレエ、リュミエール」を観ることにする。

バレエとオペラが好きだ。
バレエはスポーツ(・・・と言ったら異論轟々だった)と舞台芸術の融合、オペラは勿論音楽と舞台芸術の融合。どちらも視覚、聴覚を贅沢に潤す。

古典バレエも好きだが、マシュー・ボーンの「SWAN LAKE」を観てから、コンテンポラリー・バレエに目覚めてしまった。
ベジャールの名を知らなくても、クロード・ルルーシュ監督の「愛と哀しみのボレロ」で、ラヴェルを上半身裸の男性群舞で構成したバレエを観た方は多いだろう。
その振り付けが彼であり、バレエから装飾的なチュチュを取リ去り、ボディタイツでダンサーを包んで、その研ぎ澄まされた肉体を際立たせた第一人者だ。
バレエにおいて、一寸たりとも無駄の無い肉体そのものが芸術であることを世に知らしめたのが彼だと思っている。

「ベジャール、バレエ、リュミエール」はリヨンの古代ローマ闘技場で上演された舞台「リュミエール」のメイキング版で、彼のバレエ感と創作していく複雑な過程をドキュメントで追っている。
姉のように慕ったバルバラのシャンソンを中心にバッハ、ブレルを紡ぎ合わせて、多彩な舞台を創り上げる。
「創造」の歓喜、苦悩がそこにあり、我々が目の当たりにする2時間ほどの光(リュミエール)の影に果てしない練習と才能の積み重ねがあることに感動を覚える。

♪春がやってくると、心が白ワイン色に染まる・・・
春がやってくると・・・・・・♪

オペラやバレエは舞台で観るもので、DVDなんてとんでもないという人もいるが、舞い散る花吹雪のなかでこのDVDを観ることは贅沢すぎる。

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