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ふじみ野、鼻は腫れています [ウッド]

顔なじみのドクターは、私の顔を一目見た途端、「あれ〜、おできだね!」
心の中で「キャイーン」と小さく啼く。

昨年末から何度か繰り返す鼻の腫れ。
1回目はティートゥリーでしのいだ。
2回目はさすがに夫に言われ、抗生剤を3日くらい飲んだら治まった。
しかし、3回目である。
夫には「アロマのやりすぎじゃない?」と一番言われたくないことを言われる。
そんな馬鹿な・・・と表面は完全否定しつつも、このところ連日連夜クライアントさんと接しているので、確かに自宅ではもう香りを嗅ぎたくないという表面張力ぎりぎりいっぱいまでEOが体内に蓄積されているのは事実で、完全否定の隅はちょっぴり欠損している。

この日を待っていましたという感じはニアウリ(Niauli:Melaleuca quinquenervia)。
ティートゥリーやタイガーバームの主原料になるカユプテと同じ仲間だが、その強者二者の陰に隠れてなかなか出番は少ない。
強力な殺菌作用はそのままに、しかし皮膚や粘液に塗布する際には前出2種よりとてもマイルド、という点で本当はもっともっと出番が多くてもよいオイルだ。
副鼻腔炎、咽頭炎、にきび、おできなど直接患部へ塗布することが最大の目的の場合は、このニアウリが助けになってくれるはずだ。

3度目ということで、綿棒で鼻に塗り付けたニアウリだけではさすがに心配、耳鼻科か皮膚科か迷って、日曜でもやっている馴染みの皮膚科に行くことにする。

もしかして悪性の腫瘍?とおそるおそる先生の顔を見上げたら、冒頭の言葉だった。
「鼻毛、抜いた?鼻クソ、掘った?」
先生、いくら五十路とはいえ、まだ女のつもりでいる者にそれはあんまりです。

鼻毛は抜いてないが、私には思い当たる節があった。
アロマテラピーを仕事にするようになってから、異常に鼻の中の掃除に夢中になってしまい、ちょっとでも異物感があると、綿棒でこすり取らないと気が済まなくなった。
そのため、繊細な鼻粘膜が破れたのか何度か出血したことがあった。
多分、そこから細菌が入って毛嚢炎になったのではないか、とのこと、「鼻の掃除、毎日しちゃだめだよ。」と言われた。

抗生剤はお宅で出せるでしょ、と塗り薬だけ処方してもらい、帰宅。
アロマテラピーで治せるものの境界線を超えてしまったものは仕方が無い。
仕事に没頭するあまり、行き過ぎた衛生観念を持ち、EOの効果に頼り過ぎ、香りの摂取にも行き過ぎてしまったことを反省する。

どんな仕事でもそうだが、自分がよいと信じたものが評価され始めると、そこに偏った観念を持ち、それが社会通念や例えば医療という厳然たる事実に照らし合わせて真っ当なものかどうかを忘れてしまいがちだ。
それは自分の評価への奢り以外の何者でもない。

そんな自戒の念を込めて、腫れた鼻の自分を一枚。
お見苦しくて申し訳ありませぬ。
P1000157.JPG






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