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成城、緩和ケアとしてのアロマテラピー [クリニック・シンドローム]

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おっしゃれや〜

埼玉に開業する前は玉川学園に住んでいたので、乗り馴れているはずの小田急線に何年ぶりかで乗って、成城学園前で降りる。

母校のLSAが赤坂から移転して、初めての訪校。
「緩和ケアとしてのアロマテラピー」のセミナーを受講するためだ。

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駅から続く涼しげな並木道と豪邸。
学園町なので緑が多く、居酒屋やパチンコ屋さんが全く無いのは、玉川学園と同じ。

チャンスとお金さえあればこんなところに住みたいもんだ、なんて思いながらそぞろ歩く。

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新しいLSAは、そんな豪邸群の中の一角にある一軒家。
赤坂撤退は、校長や秘書さんには大変なヤマ場だったのだろうけれど、私はこの美しい町並みの中にあるのがLSAらしい!と、ちょっと感動する。

セミナーは川越の帯津三敬病院にアロマセラピストとして勤務する方が講師で、主に癌治療に寄り添っていくアロマテラピーが紹介される。

対象が妊婦さんの私とは目的も方法も異にするが、日本の医療機関の中でのアロマテラピーの位置を確認するという上でいろいろ聞きたいことが多く、大変出しゃばって質問してしまい、スミマセン・・・。

「だって病気なら薬を飲めば治るのに、なんでアロマなんて遠回りな方法を選ぶの?」という問いに、医療機関の中にいればいつも追いかけられる。
しかし、その遠回りする距離を使ってなし得ることが、特に死を前にした人には多分計り知れないほど多くあるのだと気付かされる。

医学は治癒をもって完成形とする。
でもアロマテラピーは何を完成形とするのか(つまり何を最終目的として実施するのか)に私はずっと悩んでいたのだけれど、その一端を緩和ケアの中に見た気がする。

懇親会を終えれば、秋の陽はつるべ落とし。
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夕闇の中で優しい光を放つカリス成城で、メリッサ(Melissa:Melissa officinalis)のハンドクリームを買って家路につく。

帰りの電車内ではマスク姿もちらほら。
先日紹介した4シーブスビネガーオイルについての詳しいブレンドがバーグ校長のブログに載っている。
http://lsajapan.exblog.jp/

『ケアは病気の早い段階にも適用する(予防、素早い対処に結びつく)』
ー2002年WHO緩和ケアの定義よりー

西洋医学を選択する手前で試みるアロマテラピーもあれば、発達した現代の西洋医学でさえ届かない病を、最後に看取るアロマテラピーもあるのだ。
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