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成城、私の人生は美しい? [ハーバル]

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ご主人の実家があるカリフォルニアへ行っていたバーグ校長からのおミヤゲ。
オーガニック・ヴェチバー(Vetiver:Vetivera zizanoides)の石鹸である!
授業の間中、しっとりと雨に打たれた地面のような香りが教室中に満ちて、癒される。

「Why don't you have any confidence so?」

アメリカ人のインストラクター、Philに半分叱り飛ばされながら添削してもらったresume(履歴書)をLSAに提出する。

これは職をゲットするためではなく、資格申請するのに試験結果と共に添えるだけのものと説明したのに、私の英語がまずくて通じていないのかもしれないんだけど、まー、強烈なresumeができあがったんである。

だって、彼が描写した私は、
『Caring career healthcare Professional who puts the customer's health and well-being first』
(お客さまの健康状態を第一に考える、思いやりのあるプロフェッショナルな健康管理者)
で、
『Successful independent businesswoman with strong organizational and analytical skills』
(ものごとをばっちり整理分析できる、成功した独立開業ビジネスウーマン)
ということなんである。

まあ、最初の項目は、自分自身そうありたいと願っているので、それをPhil 風に言い表せばこうなるんだと思うが、次項はあきらかに誇張し過ぎ、どんだけばりばりだよーって感じである。
メディカルサービス法人の代表をしているので、そのことを言っているんだろうと思うけれど、穴があったら入りたい(アメリカ人は絶対使わない言葉なんだろうな)思いにかられる。

その他にも『Detail-oriented manager』(クリニックの雑用を担当していることを言っていると思われる)など輝かしい『私』が羅列され、日本人とアメリカ人では自己PRへの姿勢がこんなにも違うものだと、本当に勉強になる。

面白いのは、日本の履歴書では真っ先に来る生年月日の記載が無いこと。
学歴よりもSkills (能力)やProfessional Experience (職務履歴)が先に来ること。

年齢・学歴に関係無く、個人の能力が最優先される成果主義が色濃く反映されている気がする。

Phil曰く、
「君は、産科クリニックを運営し、出産前後の女性の心理的サポートを行っている。少子化が大問題となっているこの国で一番重要な仕事をしている人の内の一人なんだ。ボクには君がなんでそんなに(自分に)自信が無いのか判らんよ」
というわけで、冒頭の言葉である。

そうなんですけどー。
ワタシ、こう書いたからって落ち込んでいるわけでもありませんし。

インストラクターはどんな生徒でも過大評価して褒めちぎるっていうのが英会話学校の大前提っていうのも知ってるけど、日本人の自分を適正に客観的に見る目っていうのも、彼に理解して欲しいような気がするな。

彼へ修正原稿を添付して送ったメールの最後には、一応シャレのつもりで、
「(このresumeを見ると)I thought my life was beautiful, and from now,too.」
と書き添える。

たった1枚の履歴書によって、自分の人生を俯瞰的に眺めるのもまた面白いものだ。












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