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自宅、世界で一番美しい建築デザインの教科書 [マイハーベスト]

人を非難する気持ちは、何も生まないばかりか、自己の心身ダメージを増幅させる。

アロマセラピストになって、心身のトラブルを抱えたクライアントさんに接するために、そういうanger management(怒りの気持ちのコントロール)の訓練はさんざん受けたはずなのに、先日の舞台稽古の後には自分自身の感情コントロールに失敗。
結果、溜まった疲れとストレスが起爆剤となって一気に筋肉の緊張を増長したらしく、普通に仕事ができないほどの背面痛と吐き気と目眩、食欲不振に陥ってここ1週間酷い状態である。

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クリニックは早々クリスマスのイルミネーションが灯る。

こんなホーリーな季節を、自己卑下しながら過ごすのはいやだ。

私の失敗をことさらにせず、「綺麗だったわよ。最初の立ち位置に戻ることだけ注意して、あとは堂々と踊りなさい」とフラの先生が押してくれた背中は、ああ、期待は保たれたのだという自覚で背筋がぴんとして痛みが少し和らいだ気がする。

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我が家もクリスマスのデコレーションに着手だ。

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楽しいイベントに心を寄せていくのも、立派なanger managementのひとつだ。

また、全く違うジャンルの好きな本を読むのも、ひとつのアンガー・マネジメントテクニック。

7人の巨匠に学ぶインテリア、家具、建築の基本は、辛かった幾晩かの苦痛をデザインの世界へ解放してくれる。

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「世界で一番美しい建築デザインの教科書」(鈴木敏彦・松下希和・中山繁信著/X-Knowledge)

コルビュジエ、ジャン・プルーヴェ、アルネ・ヤコブセン、リートフェルト、フランク・ロイド・ライト、アールトと、建築デザイン界の巨匠たちの代表作を例に挙げながら、デザインの基本となるモデュール、環境、バックグラウンド、配置のバリエーションなどが、著者達のスケッチ写真を多彩に取り入れながら、建築の本はこれが初めてですという読者にも分かり易く解説されている。

絵本のようで楽しいことは楽しいのだが、情報として目新しいものが何も無いこと、テーマを基軸とした構成なので例となる一つ一つの建築物がいろんな部分でばらばらに出てくること(例えばコルビュジエのサボア邸などは家具の項、浴室の項、階段の項、天窓の項、断面構成の項、外構リビングの項・・・・と頻出するので、正直またか・・・と飽きてくる)、そして「世界で一番美しい・・・」という大風呂敷なタイトルに、このイラストや写真のレベルは匹敵するのか・・というところが引っかかった。

リゾート地、特にこの建築家たちが活躍した場所でぱらぱらめくるにはいい本かも知れない。


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ハニージンジャーに凝っているS子が、一杯分のそれを作るのに超便利なおろし金付きのスプーンを送ってくれた。

身も心も温めて、出直す覚悟である。



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